EURO最速男と一番タフな男は誰だ!? フランスの神童が時速32.8kmで堂々トップ

大会公式サイトが特集 バイエルンFWコマンがポテンシャルの高さを証明

 グループステージの佳境を迎えている欧州選手権(EURO)で、最速の男とスタミナ自慢は誰なのか。EUROの大会公式サイトでは、19日のゲームが終了した時点でのデータから、試合中のスプリント最高速度と1試合の走行距離の項目で、それぞれトップ10を公開している。

 スピードキングに輝いたのは、フランス代表の新鋭MFキングスレー・コマンだった。第3戦のスイス戦で時速32.8kmのトップスピードを記録した。まだ20歳だが、その経歴はフランス王者パリ・サンジェルマンの下部組織出身で、イタリア王者ユベントスでプロ契約し、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍とメガクラブを渡り歩いている。そのワールドクラスな身体的ポテンシャルを、このEUROでも存分に発揮していると言えるだろう。

 2位以下では、今大会初出場のアイスランド代表から3選手がトップ10入りを果たしている。FWコルベイン・シグトルソンが3位、DFビルキル・サエバルソンが4位タイ、DFラグナル・シグルドソンが8位だ。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドには試合後、その守備的な戦術から「彼らは精神的に小さい」「ゴール前にバスを置いた」「彼らは何も成し遂げられない」と罵倒されたが、初戦でスコアレスドローに持ち込むなど奮闘している。グループステージでの奮闘の裏には、スプリント能力に優れた選手のハードワークがありそうだ。

 今大会のグループステージ3試合で連続ゴールを決めたウェールズのスピードスター、ギャレス・ベイルは意外にもトップ10にランクインしていない。

 

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