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ブラジル伝説のキャプテンが炎上続きのネイマールの主将剥奪を提言 その真意は…
“謙虚さ”の回復と“責任感”からの解放
「もし私が代表監督ならば、まず私がすることはネイマールに謙虚さを持たせる。キャプテンマークを他の選手に譲ることが最初の仕事になるだろう」
一見すると強烈なネイマール批判にも聞こえるが、これにはアルベルト氏なりの理由があった。
「彼はキャプテン向きのタイプだと思わない。ペレも決して主将をやっていなかった。ガリンシャ、ロナウド、リバウド、ニウトン・サントスもだ。なぜ、ネイマールがセレソンのキャプテンをやらなければならないのだろうか?」
かつてブラジルのエースと称された名手たちは、アルベルト氏の指摘通りキャプテンまで兼務することはなかった。一方でネイマールは現状、ナンバー10とキャプテンというふたつの重責を背負っている状態だ。
「彼は楽しんでプレーさせてあげて、グループを引っ張っていく責任から解放した方がより良いはずだ。ただサッカーをプレーすることを考えるためだけに、彼を自由にしておくのだ。その方がネイマールはチームに多くのことをもたらすはずだ。私は主将に(インテルDF)ミランダを推すよ」
このように、かつての主将はセレソン再建論を語った。ブラジル代表の新監督就任が決まっているチッチ氏も、物議を醸すエースに対してアルベルト氏と同じような見解を示していると、スペイン地元紙「AS」では報じられている。果たして、復活を期す新生セレソンでネイマールはキャプテンの腕章を巻くのだろうか。いずれにせよ、ブラジル随一のスター選手としての振る舞いが求められている。
【了】
ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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