森保監督、A代表デビュー“即アシスト”の三笘起用へ言及 「サイド攻撃を強めようと」

日本代表の森保監督【写真:高橋 学】
日本代表の森保監督【写真:高橋 学】

オマーン戦を1-0で制し、グループ2位へ浮上

森保一監督の率いる日本代表は、16日にワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節でオマーンと対戦した。今予選の初戦にホームで0-1と辛酸を舐めさせられた相手に対し、この試合でも日本は苦戦したが、MF伊東純也の2試合連続となるゴールで1-0の勝利を収め、リベンジに成功している。

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 試合後、森保監督は「選手たちが、ピッチに立った選手たちだけでなく、ベンチの選手、サポートに回った選手も含め、今回の代表活動も試合に出られる出られない関係なく、チームのためにやり続けたことが、ピッチ上の選手たちにエネルギー、パワーを与えてくれたと思う」と、全員で戦ったことを強調した。

 そして、「今日も非常に難しい戦いでしたが、勝利を目指して選手たちが戦い続けてくれたことがゴールにつながったと思いますし、勝利につながったと思います。そして、今回もオマーンで、現地で応援してくれた方々、DAZNの放送で深夜の時間帯に応援してくれた方々がいるということで、我々、日本代表は日本人のたくさんのサポーターがいるという心強い思いでプレーできました。それが勝利につながったと思います」と、感謝している。

 思うように攻撃の形が作れないまま、前半を終えた日本。森保監督は後半から代表デビューとなるMF三笘薫を投入する。三笘はファーストプレーからチャンスを作り、攻撃を活性化した。しかし、その後も得点を挙げられない時間が続くなかで、森保監督は選手とシステムを4-2-3-1、4-4-2と変えながらゴールへの道筋を探った。

 後半のスタートから三笘を投入した意図について、「前半もボールは動いていたと思います。最後にシュートにつなぐところを、上げていかないといけないかなというところでした。特にサイドでは起点ができていたので、サイド攻撃を強めていこうということで、三笘を投入しました」と明かす。

 それが実ったのが後半37分。左の三笘が折り返したボールを、伊東がゴール前で押し込み、待望の先制点を奪った。森保監督就任後、ここまで先制した試合は28勝3分と無敗の日本は、この試合でもオマーンの反撃を抑えて1-0で勝利。中国と引き分けたオーストラリアを抜き、グループ2位に浮上した。

 日本の指揮官は、「予選突破に向けて、W杯出場に向けて、順位は2位に上がりましたけれども、我々が油断をしたり、スキを見せれば順位はまた入れ替わると思います。これまでやってきた通り、目の前の一戦にチーム一丸となって、最善の準備をして、試合でタフに粘り強くなって、最後まで戦うことを一戦一戦やりぬいて、W杯につなげていきたい」と、力強く語った。

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