「退場にするべき」 イブラヒモビッチの”暴力的タックル”に非難の嵐「不必要な行動」

スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ【写真:AP】
スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ【写真:AP】

スウェーデンはスペインに0-1で敗れ、プレーオフへ

 スウェーデン代表は現地時間14日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選最終節でスペイン代表と対戦し、0-1と惜敗を喫した。この試合の後半アディショナルに起きたスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの愚行について海外メディアでは「退場にするべき」と批判されている。

 ここまで欧州予選5勝2敗で2位につけているスウェーデンは5勝1分1敗で首位のスペインのホームに乗り込んだ。W杯出場権獲得には勝利が必須のスウェーデンは、果敢に攻め込むもゴールを奪うことができず、後半28分にFWイブラヒモビッチを投入。しかし同41分、相手FWアルバロ・モラタにこぼれ球を詰められ、先制点を奪われてしまう。反撃に出たいスウェーデンだがここで物議を醸す事件が起こる。

 左からのコーナーキックを獲得したスウェーデン。ポジション争いの際、イブラヒモビッチが相手DFセサル・アスピリクエタの背中に左肩で激しいタックルを食らわせた。アスピリクエタは倒れ込み、スペインの選手たちは主審に猛抗議。しかしビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入もイエローカードさえ提示されずプレーは続行となった。

 この一連の流れについてスペイン紙「マルカ」は「アスピリクエタへの後ろからの暴力的なでタックルで非難されている。それは不必要な行動だった」と取り上げ、ファンからは「明らかにレッドカード、退場にするべき」「ラモスがこれをしたら3試合出場停止になる」とコメントが寄せられている。

 試合はそのまま0-1で敗れ、スウェーデンはグループ2位が確定し、プレーオフへと回ることとなった。試合中にはお咎めなしだったが、欧州サッカー連盟(UEFA)のスコアシートには試合後、イエローカードが提示されていたことが記録されている。これでイブラヒモビッチは累積2枚目となり、プレーオフは出場できなくなった。スウェーデンはエース抜きでW杯出場権を獲得することができるのだろうか。

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