マンU監督に不満募らせる選手たちが移籍か “約束破り”が原因と海外メディア報道
スールシャール監督がローテーション活用を約束するも状況変わらず
マンチェスター・ユナイテッドは11月のインターナショナルブレークに入った時点で早くも昨季の3分の2にあたる4敗を喫し、6位で上位争いから一歩脱落している。オレ・グンナー・スールシャール監督に対する不満を募らせている選手も出始めているようだ。米スポーツ専門局「ESPN」によると、選手たちと交わした約束が守られていないことが不満の理由だという。
浮かび上がっているのは、レギュラー争いの瀬戸際にいる選手たちの起用法に関する問題だ。スールシャール監督は今季開幕前のミーティングで昨季に主力選手を酷使していたことを認め、今季はよりローテーションを活用してベンチメンバーにも出場機会を与えることを約束していたという。
オランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークをはじめ、FWアンソニー・マルシアル、MFジェシー・リンガード、GKディーン・ヘンダーソン、DFエリック・バイリー、DFディオゴ・ダロト、MFフアン・マタ、DFアレックス・テレスといった選手たちはより多くの出番を得られることを期待しており、この中には指揮官の言葉を信じて移籍の話を保留してシーズンに臨んだ選手もいたという。
しかし、実際にはほとんどのプレーヤーがベンチを温める時間のほうが圧倒的に長い状況は変わらないままだ。争奪戦の末に昨夏に加入して以降、氷漬け状態が続くファン・デ・ベークはプレミアリーグでわずか16分間しかプレーしておらず、昨季ローン先のウェストハムで大活躍したリンガードでさえ、プレミアリーグでのスタメン起用はいまだ0回だ。
チームとして結果が出ていないにもかかわらず、約束が果たされない状況で当落線上の選手たちは指揮官に対する不満を募らせているという。いずれも敗れたレスター・シティ戦(2-4)、リバプール(0-5)、マンチェスター・シティ戦(0-2)だけを見てもスタメンは8人が同じ選手だった。
冬の移籍市場開幕も近づいている。約束を守らなかった指揮官に愛想を尽かし、新天地を求める選手も現われそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)