3試合連続で完封負けのウクライナにさらなる汚名… EURO5戦連続無得点は史上初

オプタ社調べ 今大会の敗退第一号に続き打ちのめされた東欧の雄

 ウクライナ代表は21日、欧州選手権(EURO)のグループステージ第3戦でポーランドと対戦。0-1で敗れ、今大会で1点も奪うことなく姿を消すことになった。第2戦終了時点で今大会のグループステージ敗退第一号となる屈辱に続き、EURO本大会で史上初となる5試合連続無得点という不名誉な記録も打ち立ててしまった。米データ会社「オプタ」が、ツイッターでレポートしている。

 ドイツ、ポーランド、北アイルランドと同組のグループBに入った東欧の雄は、完全に打ちのめされた。初戦で世界王者ドイツに0-2で敗れると、続く初出場の北アイルランド戦でもまさかの0-2で敗戦。北アイルランドにEURO初白星を献上し、この段階で、今大会の敗退第一号となった。第3戦のポーランドにも敗れ、3試合で0得点5失点、勝ち点0という屈辱にまみれたまま、フランスを去ることになった。

 前回のウクライナとポーランド共催となったEURO2012のグループステージでは、初戦のスウェーデン戦で2-1と勝利を飾ったが、続くイングランド戦、フランス戦で完封負けを喫していた。このため、EURO本大会で史上初の5試合連続の完封負けという悲惨な現実に直面した。

 ウクライナ代表でEURO本大会で得点を挙げた選手は、前回大会のスウェーデン戦で2得点したアンドリー・シェフチェンコ氏のみとなっている。「ウクライナの矢」と呼ばれた英雄はすでに現役を引退しているが、今大会ではアシスタントコーチとして代表に復帰。ACミランなどで得点を量産したレジェンドがピッチにいないなかで初のメジャートーナメント参戦となったが、英雄の神通力はベンチからは届かず、フランスではスーパースター不在の大きさが改めて浮き彫りとなった。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images 

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