【日本代表】スタメン考察(1) 大迫&南野を“ベンチ“へ、長友は“守備専念”で起用

スタメンを考察【Football ZONE web】
スタメンを考察【Football ZONE web】

3トップは古橋、伊東、三笘を並べ、出場停止の守田に代わって原口を起用

 日本代表は、11月16日(日本時間25時キックオフ)に行われる敵地でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節でオマーンと対戦する。現在、グループBの3位(3勝2敗、4得点3失点)と本大会進出へ負けられない状況が続くなか、今予選初戦で敗れているオマーン相手にどう戦うべきか、スタメンを考察する。

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 森保一監督は11月11日の第5節ベトナム戦(1-0)で、10月の第4節オーストラリア戦(2-1)に続いて4-3-3システムを採用。中盤にボランチを3枚置く形は変えない可能性が高い。手を加えるとすれば、前線3枚、ないしは最終ラインの一角だろう。

 10月、11月の最終予選で顕著なのは、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)のキレのなさだ。怪我明けということもあり、対戦相手の厳しいマークで身体を張るのが精一杯の印象は否めない。

 それゆえ、打開力でチャンスメイクできる戦力は貴重な存在だ。今回のメンバーではMF伊東純也(ヘンク)、MF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)を両ウイングに入れ、中央に好調なFW古橋亨梧(セルティック)を配置するのが最も効果的か。古橋は「セルティックでは、よりゴールに近いポジションでやらせてもらっている。1トップでずっと試合に出ているので、今はFWのほうがやりやすいかなと思う」と語っており、驚異的なフィニッシュ力を最大限に発揮できるポジションで起用したい。

 中盤は3トップの守備的負担を減らせる意味でもオーストラリア戦、ベトナム戦と同じMF遠藤航(シュツットガルト)、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタ・クララ)が本来ベターだが、守田が累積警告による出場停止で途中離脱。代わりの候補には、MF原口元気(ウニオン・ベルリン)を推す。所属するドイツ1部ウニオン・ベルリンでも同じポジションでプレーし、攻守に走れる運動量とタフネスさは魅力だろう。

 原口本人も「4-3-3ならフィットしているし、イメージしやすい。ボックス・トゥ・ボックスなら一番走れる。ベルリンではつなぎの部分でもやっているし、自信はある。正直、チャンスが欲しい」と意欲を覗かせている。

 前線が攻撃的な分、最終ラインは守備力を重視か。筋肉系の負傷でベトナム戦出場を回避したDF酒井宏樹(浦和レッズ)は、コンディションさえ問題なければ右サイドバック(SB)起用は堅いだろう。逆に、左SBは流動的な部分も多い。三笘とのコンビネーションを考えれば、東京五輪世代のDF旗手怜央(川崎フロンターレ)、DF中山雄太(ズウォレ)の選択肢もあるが、“守備専念”の条件付きで、オマーン戦を経験しているDF長友佑都(FC東京)の起用が一番現実的かもしれない。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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