ベルギー代表MFデ・ブライネがW杯隔年案に条件提示 「僕が要求したのは…」
FIFAに対して、選手の休養期間を保証するように要求
国際サッカー連盟(FIFA)は、これまで4年に1度、開催されてきたワールドカップ(W杯)の開催を2年に1度の開催に変更することを検討している。現在、FIFAのグローバル・デベロップメント部門の責任者を務めている元アーセナル監督のアーセン・ベンゲル氏も推奨しているこの案について、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(マンチェスター・シティ)が自身の考えを明かしている。英衛星放送「BTスポーツ」が報じている。
FIFAが推しているW杯の隔年開催案だが、欧州サッカー連盟(UEFA)や南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、競技日程に大きな負担が生じるとして、反対の姿勢を示している。また、国際オリンピック委員会(IOC)も他競技の発展を阻む恐れがあるとして、懸念を表明していた。
11月11日にはプレミアリーグも反対の姿勢を打ち出した案には、各国代表の監督や選手からも反発する声が多く聞かれている。だが、デ・ブライネは条件付きで2年に1度の開催に賛成のようであり、その条件をFIFAに伝えたことを明かした。
「シーズンの初めに、FIFAやアーセン・ベンゲル氏が、彼らのやりたいことを説明するためのミーティングを持ってくれた。そうしたことをするためには、すべての国の協会、UEFA、FIFAが協力をしないといけない。全員の協力が必要だ。僕は2つ目のポイントを挙げた。僕が要求したのは、シーズン終了後にしっかりとした休養期間を、僕ら選手に与えてほしいということだ」
そして、「全員が協力して取り組めるのであれば、アイデア自体は悪くないと思う」と、自身の考えを語っている。
FIFAの提案に対しては、世界中で賛否両論が飛び交っているが、果たしてW杯は2年に1度開催となるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)