21歳の新鋭SBが“ラーム後継者”に名乗り! EURO初出場も独メディア採点で単独トップ評価

エジルは前半にパス成功率97%をマーク

 14年ブラジル・ワールドカップまで、ドイツの右サイドには主将も務め、攻守両面に大きな働きを見せるラームが君臨していた。しかし、W杯を最後にラームが代表から引退すると、その後継者探しは難航。このEUROでは、センターバックタイプのDFベネディクト・ヘーヴェデス(シャルケ)が起用されていた。しかし大抜擢のキミッヒが存在感を示し、一躍レギュラー奪取に名乗りを上げた格好だ。

 スタメン11人の採点はその他、高精度パスで好機を演出し、ハーフタイムまではパス成功率97%を誇ったMFメスト・エジル(アーセナル)が1.5点で続いた。

 以下、守備の要のDFジェローム・ボアテング(バイエルン)と決勝ゴールのFWマリオ・ゴメスが2点。守護神GKマヌエル・ノイアー(バイエルン)、DFマッツ・フンメルス(ドルトムント→バイエルン)、MFトーマス・ミュラー(バイエルン)が2.5点。クロース、MFマリオ・ゲッツェ(バイエルン)、DFヨナス・ヘクター(ケルン)3点。最低点はMFサミ・ケディラ(ユベントス)の4点だった。

 2勝1分の勝ち点7としたドイツは、同勝ち点のポーランドを得失点差で上回りグループ首位通過を決めた。決定力不足は顕著となったが、3試合連続クリーンシートの守備陣にはキミッヒという21歳のニュースターも誕生。堅実な戦いぶりで決勝トーナメントの戦いに挑む。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング