スペインEURO3連覇に暗雲… 主力離脱のクロアチアに逆転負け、16強でイタリアとの対戦決定!
モラタ弾で先制もラモスのPK失敗が響き1-2と敗戦
前人未到の欧州選手権(EURO)3連覇を目指すスペインが決勝トーナメント進出を決めながらもよもやの苦境に陥った。グループステージ第3節クロアチア戦で1-2でよもやの逆転負けを喫し、グループ2位でフィニッシュ。決勝トーナメント1回戦ですでにグループE首位通過が確定している鉄壁の守備を誇るイタリアとの対戦が確定した。
前回大会でもグループリーグ第3戦で激突した両者は決勝トーナメント進出を決めた状況で試合を迎えた。スペインは第1戦、第2戦と同じスタメンを組んだ。一方のクロアチアは前節チェコ戦で負傷したMFルカ・モドリッチ、FWマリオ・マンジュキッチの主軸をベンチに温存した。
試合は前半6分、スペインの華麗なパスワークが早くも炸裂する。後方のビルドアップからMFセスク・ファブレガスのスルーパスをFWアルバロ・モラタがMFダビド・シルバに落とし、シルバがタメを作って前方に走り込んだセスクへと再びスルーパス。セスクが相手GKを見極めたキックでゴール前にボールを送ると、モラタが難なくプッシュして1-0と先制点をゲットした。
クロアチアは同11分にDFセルヒオ・ラモスのビルドアップミスを奪ったFWカリニッチが強烈なミドルを放ったが、スペインGKダビド・デ・ヘアがはじき出した。その2分後にはデ・ヘアにプレッシャーをかけてボールを奪い、MFイバン・ラキティッチがループシュートを放ったがクロスバーとポストに直撃した。
その後もクロアチアが果敢にセカンドボールを奪いにいってスペインの自由を奪うと、同44分に左サイドのMFペリシッチのクロスに対し、カリニッチがトリッキーなボレーで合わせて同点に追いついて1-1で折り返した。
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