ドイツが3戦無失点でC組首位通過! ポーランドも堅守を武器にEURO初の決勝T進出

ゴメスのゴールを守り、北アイルランドを1-0で下す

 ドイツは現地時間21日に欧州選手権(EURO)のグループステージ第3戦・北アイルランド戦に臨んだ。前半にFWマリオ・ゴメス(ベジクタシュ)が挙げた1点が決勝点となり、1-0で北アイルランドに勝利。ドイツは2勝1分の勝ち点7で、グループC首位通過を確定させた。

 これまでの2試合ではMFマリオ・ゲッツェ(バイエルン・ミュンヘン)を最前線に起用する“ゼロトップ・システム”を採用してきたドイツだが、ヨアヒム・レーブ監督はこの試合で長身のゴメスを1トップで先発起用。ゲッツェが左サイドハーフへ回ったほか、右サイドバックには21歳のDFジョシュア・キミッヒ(バイエルン)が初めてスタメンに抜擢された。

 ドイツは司令塔のMFトニ・クロース(ドイツ)やMFメスト・エジル(アーセナル)らを中心としたパスワークで攻撃を組み立て、縦パスが入るとMFトーマス・ミュラー(バイエルン)ら2列目の選手が最前線の選手を追い越していく連動した攻撃が冴え渡った。

 前半から多くのシュートを浴びせると、前半30分に芸術的な連携から均衡を破る。エリア手前でエジルの縦パスを受けたゴメスが、ワンタッチでさらに前を走るミュラーへ。ミュラーはエリア内に侵入し、DFの激しいマークを受けながらボールをキープすると、シュートコースがなくなったところでバックパス。リターンを受けたゴメスが左足で蹴り込み、前半9本目のシュートで待望の先取点を奪った。

 ドイツは他にもミュラーがポストとバー直撃の2本のシュートを放つなど北アイルランドを圧倒した。

 

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