「バカみたいな話ですが…」ロッカー室で涙 日本代表を救ったヒーロー2人の記憶 「キャプテンが抜け…」“最高にして最後の試合”
原口元気が見せる自信「一番走れる」 年齢に関係なくギラギラした選手が輝く
ホームのオマーン戦では4-2-3-1の左サイドで先発しながら、ハーフタイムに古橋亨梧と交代で苦い経験を味わった原口。所属クラブのウニオン・ベルリンでは3-1-4-2のインサイドハーフを担っている原口は4-3-3の中盤でも「やりやすさもありますし、イメージもしやすい」と語る。
守田、遠藤航、田中碧が組む”3ボランチ”的な構成とは違う特長を出せると考えているようだ。30歳の原口だが他のMFとの違いに関して「走力ですね、やっぱり。ボックストゥボックスで一番走れる」と自信をみなぎらせる。
森保一監督がオマーン戦にどういう形、布陣で臨むかは分からないが、ベトナム戦からプラスアルファが加わっていかないと、日本に対して慣れも経験もあるオマーンを敵地で上回り、リベンジを果たすことも難しいだろう。もちろん旗手をはじめとした若手に期待するのも1つだが、原口のような年齢に関係なくギラギラした選手が前回の川島、今野のようなヒーローとして再び輝く可能性も十分にある試合だ。
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(河治良幸 / Yoshiyuki Kawaji)
河治良幸
かわじ・よしゆき/東京都出身。「エル・ゴラッソ」創刊に携わり、日本代表を担当。著書は「サッカーの見方が180度変わる データ進化論」(ソル・メディア)など。NHK「ミラクルボディー」の「スペイン代表 世界最強の“天才脳”」を監修。タグマのウェブマガジン「サッカーの羅針盤」を運営。国内外で取材を続けながら、プレー分析を軸にサッカーの潮流を見守る。