ヴァーディが直面した最大の試練 “ミラクル・レスター”のエースがイングランドの最前線で消えた理由

イングランドはスロバキアにスコアレスドロー

 今季、奇跡のプレミアリーグ優勝の立役者となったイングランドのFWジェイミー・ヴァーディは、代表でも新エースを担う存在として大きな期待を集めている。だが、無得点に終わったスロバキア戦で、新たな課題に直面した。

 イングランドは20日、欧州選手権(EURO)のグループステージ最終節でスロバキアと対戦した。試合開始から終始、圧倒したものの、最後まで得点を奪えず、スコアレスドローに終わった。この結果、首位の座をウェールズに明け渡し、2位での予選突破を決めた。

 ヴァーディは、この試合 で今大会初先発を飾り、フル出場を果たした。だが、放ったシュートわずか2本。無得点に終わり、本領を発揮できぬまま試合終了の笛を聞くこととなった。第2戦のウェールズ戦では、後半途中出場で貴重な同点弾を決めるなど、今大会は印象的な活躍を披露してきた。

 しかし、この一戦では、その存在感は影を潜めた。

 スロバキアは試合開始序盤から最終ラインを低く保ち、自陣で堅いブロックを築く守備的な戦術でこの試合に臨んだ。これが、ヴァーディにとっては、厳しい戦いを強いられる最大の要因となった。

 

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