「日本代表に還元できる」 冨安健洋が実感する“アーセナル効果”「厳しい環境はプラス」
今夏に名門アーセナルへ加入、「世界的な選手と対峙」で日々研鑽
森保一監督率いる日本代表は、11月11日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第5節のベトナム戦で1-0と勝利。続く16日のアウェー第6節オマーン戦に臨むなか、DF冨安健洋(アーセナル)が13日のオンライン会見に臨み、“アーセナル効果”を口にした。
いまや森保ジャパンの欠かせない主軸にまで成長を遂げた冨安。今夏、イタリア1部のボローニャからイングランド1部の名門アーセナルへ移籍し、冨安の加入後はチームも無敗とV字回復を見せている。オーストラリア戦(2-1)に続き、ベトナム戦と2連勝に貢献した23歳の若きDFは、アーセナルでの経験を日本代表に還元したいと語る。
「厳しい環境の中で、毎試合プレッシャーのある中でやらせてもらっている。普段アーセナルで学んでいることを日本代表に還元できる部分もあると思う。選手間でコミュニケーションも取れているので、そこをより高められるようにしたい」
世界最高峰のリーグの1つで出場を続けるなか、“いい緊張”が成長の糧になっているようだ。「毎試合プレッシャーのあるなかでやらせてもらっている。1プレーへのリアクションがプレミアのサポーターは分かりやすい。良いプレーをすればスタジアムが沸くし、ネガティブなプレーをすると良くない反応が起こる。その1プレー、1プレーを大事にこだわりながらやる必要がある」と明かす。
プレミアリーグで各国代表クラスの選手たちとしのぎを削り、研鑽を積む日々にえも言われぬ充実感を覚えているようだ。「対戦相手のレベルというか、毎試合が世界的な選手と対峙する。スタジアムの雰囲気や注目度は(イタリアよりも)プレミアリーグでやっているほうが感じる」と続けた。
「どの選手にとっても所属チームがあっての代表。チームで結果を出さないと代表には来られない。僕で言えば、アーセナルでやっていることがそのまま出る。その意味では厳しい環境でやっていることはプラスだと思う」
“アーセナル効果”を実感する冨安はオマーン戦の出場が予想されるなか、2試合連続のクリーンシートで連勝を期す。
(FOOTBALL ZONE編集部)