「ジェラード対ランパード」の”盟友対決”は消滅へ 「競争から降りた」と英報道
ノリッジ新監督候補へランパード氏浮上も、就任の可能性は“なし”か
元イングランド代表MFフランク・ランパード氏はノリッジの新監督に浮上していたが、就任の可能性がなくなったようだ。英紙「ガーディアン」が「ランパードは競争から降りた」と報じている。アストン・ビラの新指揮官に決まった盟友スティーブン・ジェラード監督との直接対決の可能性も消滅した。
プレミアリーグで最下位に沈むノリッジは6日にダニエル・ファルケ監督を解任。新指揮官を探すなかで、ランパード氏の存在が浮上していた。43歳のランパード監督は現役引退後の2018年に英2部ダービー・カウンティで監督キャリアをスタート。19年には古巣チェルシーの監督に就任したが、思うような成績を残せず2年目の途中で解任されていた。
ランパード氏は、ノリッジと新監督就任に向けた話し合いを順調に進めていたものの、同氏はノリッジでの役割が自分には適していないと判断した模様。およそ10か月無所属の状況が続いているなかで、新たな就職先を選ぶのに慎重になっているとも伝えられている。代わりに、ノリッジは先日アストン・ビラを解任されたディーン・スミス氏を招聘する可能性が高くなっているという。
そのアストン・ビラでは、かつてイングランド代表でランパードと同僚だったスティーブン・ジェラード監督の就任が決定したばかり。ノリッジとアストン・ビラは12月14日に直接対決を控えていただけに、かつての盟友同士が監督として戦う可能性もあったが実現には至らなかったようだ。現役時代に代表チームでの共存が常に注目を集めていたが、結局機能しなかったジェラードとランパード。2人のすれ違いはピッチを離れた今も続いているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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