「名手のスパイク代で獲得可能」 バルサ司令塔が補強要請する21億円のスペイン代表とは
ブスケッツがノリート獲得を熱望
欧州選手権(EURO)を戦っている、バルセロナのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツが代表の同僚でセルタFWノリートの21億円の移籍金を「今の時代に名手のスパイクしか買えない額」とお買い得感を強調し、獲得をクラブに迫っている。スペイン地元ラジオ局「オンダ・セロ」が報じている。
バルサは1月の移籍市場でノリート獲得の交渉を持ったが、実現しなかった。バルサの下部組織出身で2010年シーズンにバルサのトップチームで2試合プレーしていた29歳の苦労人に対し、セルタ側の要求する1800万ユーロ(21億円)の移籍金で獲得に折り合いがつかなかった。
ブスケッツはバルサにこう呼びかけている。
「今の時代、1800万ユーロでは偉大な選手のスパイクしか買えない。だから、ノリートの移籍金はお買い得だ」
昨季セルタで29試合12得点という結果を出したノリートはサイドアタッカーとしても得点力を誇る。「MSN」と呼ばれるリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールの看板3トップの優秀なサブとして期待されている。
100億円に迫る移籍金が飛び交うインフレ止まらないフットボールマーケットで、ノリートの21億円は格安と主張している。バルサのスペイン代表DFジェラール・ピケも「ノリートはあの移籍金だとバーゲンだ」と力説していた。
バルサの選手たちが声高に叫ぶ「ノリート獲れ」の大合唱に、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長は動くのだろうか。
【了】
ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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