マンC、スターリングに76億円の移籍金設定 新生バルサは予算足らずで冬の補強に暗雲

シティFWラヒーム・スターリング【写真:AP】
シティFWラヒーム・スターリング【写真:AP】

今年1月の補強予算が13億円と報じられるバルサにスターリングは高嶺の花か

 イングランド1部マンチェスター・シティは、スペイン1部バルセロナが獲得を希望しているとされるイングランド代表FWラヒーム・スターリングについて、売却可能な金額を設定したようだ。英紙「メトロ」が報じている。

 シャビ新監督が就任したバルサは、ストライカー獲得を目指している。そして、そのターゲットとなったのが、シティのイングランド代表FWスターリングだった。

 2015年にリバプールから移籍金5000万ポンド(約76億円)でシティに加入したスターリングは、これまで公式戦通算307試合に出場して116得点を挙げている。しかし、今季はイングランド代表MFフィル・フォーデン、イングランド代表MFジャック・グリーリッシュにポジションを奪われる形となり、公式戦15試合の出場で先発は4試合のみ。2得点2アシストという結果になっている。

 ジョゼップ・グアルディオラ監督の率いるシティは、これまでスターリングと新たな長期契約を結ぶことを目指していた。しかし、現時点では両者に契約延長の意思がなく、交渉は延期されている。

 記事によれば、「シティはより多くの移籍金を得られる見込みの1月の移籍市場でスターリングに対するオファーに耳を傾けることになる。しかし、より多くのオファーはスターリングとシティの契約が残り12か月となる来夏になるだろう。その時点でシティは4500万ポンド(約69億円)から5000万ポンド(約76億円)の移籍金でオファーに耳を傾ける見込みだ」という。

 グアルディオラ監督は先日、「もしバルセロナが私の抱えている選手に関心を持ったのなら、それが誰であっても獲得できるだろう。バルセロナは引き続き、普通の魅力的なクラブではなく、極めて魅力的なクラブだ。彼らの街、クラブ、歴史は、監督、選手たちを大いに魅了する」と、自身の古巣を牽制するような発言をしていた。

 しかし、財政難が報じられている現在のバルサにとって、シティの要求する金額を捻出するのは簡単なことではないようだ。米スポーツ専門局「ESPN」は、「ロナルド・クーマン監督のあとを引き継いだシャビ監督が、チームを強化するために、冬の移籍市場で使える金額は1000万ユーロ(約13億円)未満」と報じている。

 アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが不整脈により、最低でも3か月の離脱を強いられ、ほかのFWにも負傷が相次いでいるバルサだが、1月中にトッププレーヤーを補強できる可能性はあまり高くなさそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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