「失望のパフォーマンス」 ベトナム戦辛勝で英記者が“落第点”を与えた日本人選手は? 「格下相手にまたも…」
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「ベトナム攻撃陣の火力不足」で守備陣は堅実な働き、長友の試合勘は「回復傾向」
森保一監督率いる日本代表は、11月11日にアウェーでカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節ベトナム戦に臨み、1-0で勝利した。グループBのほか2試合はドローで(オーストラリア0-0サウジアラビア/中国1-1オマーン)、大量得点勝利が期待されるも辛勝に終わったベトナム戦を海外の識者はどのように見ているのか。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏がスタメン選手を採点。決勝点を奪ったFW伊東純也に単独最高点を与えて称える一方、攻撃陣の2大エースに「失望のパフォーマンス」「またしてもノーゴール」と落第点を与えている。
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カタールW杯アジア最終予選第5節・ベトナム戦日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
■権田修一(清水エスパルス) 6点
自信は見られないものの、ベトナム攻撃陣の火力不足から穏やかな夜。ほとんど出番なし。
【DF】
■山根視来(川崎フロンターレ) 6点
酒井宏樹(浦和レッズ)の代役として堅実な働き。右サイドで伊東のサポートもこなした。
■吉田麻也(サンプドリア) 6点
前半裏を抜かれそうな場面もあったが、3ボランチの存在で試合の大半は揺りかご状態。
■冨安健洋(アーセナル) 6点
中盤をなかなか突破できない相手との戦力差から見せ場は少ない。静かな夜を過ごした。
■長友佑都(FC東京) 6点
サイドバック交代第一号に。だが、試合勘は以前より回復傾向で、攻撃参加でらしさも見せた。
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マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。