日本の“幻の2点目”に対戦国ベトナムメディアが言及 「初めてVARが利益をもたらした」
ベトナムは第4節オマーン戦でVARによって2度のPKを献上
日本代表は11月11日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第5節でベトナムと対戦。前半終了間際には、日本代表MF伊東純也(ヘンク)のゴールがVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の対象となり、MF田中碧(デュッセルドルフ)のオフサイドが認められて取り消された。ベトナム紙「Tienphong」の速報は、「初めてVARがベトナム代表に利益をもたらした」と伝えている。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
日本が伊東のゴールで1-0とリードしたまま、ハーフタイムが近づくなかの前半40分だった。ベトナムのCKをしのいだ日本は、こぼれ球を伊東が回収し、快足を飛ばしてゴール前に持っていく。左サイドから中に切り込み、右足を振り切った伊東のシュートはゴール左上に突き刺さり、日本がリードを2点に広げたと思われた。
しかし、伊東がシュートを放った瞬間、VARが主審に映像の確認を要求。最終的に、田中がオフサイドポジションにいたとして、ゴールは取り消しとなった。
ベトナム代表は第4節のオマーン代表戦で、VARによって2度のPKを取られていた。1本目はシュートミスもあったが、2本目は決められて1-3の逆転負けを喫している。「Tienphong」の速報は、伊東のゴールが決まった直後に「攻撃の失敗から、日本の鋭いカウンターによってベトナムは高い代償を支払うこととなった。2点目のゴールは、伊東の個人の力によるところが大きい。彼のドリブル、止めることが不可能なシュートで2-0となった」と、失点を覚悟していた。
しかし、その後、VARによって判定が覆ると「初めてVARがベトナム代表に利益をもたらした。得点は1-0のまま」と、VARを用いた判定に救われたと伝えている。
[ftp_del]
[/ftp_del]