ブラジル代表監督、コウチーニョの復活を確信 「ラストパスを出さないといけない選手」

ブラジル代表に選出されたMFフィリペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】
ブラジル代表に選出されたMFフィリペ・コウチーニョ【写真:Getty Images】

チッチ監督は「素晴らしい能力がある」と太鼓判

 バルセロナのMFフィリペ・コウチーニョは、カタール・ワールドカップ(W杯)南米予選の11月シリーズを戦うブラジル代表に選出された。約1年ぶりにコウチーニョを招集したチッチ監督は、コウチーニョを最高の状態に戻すことも考えての招集であると語った。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 2013年から2018年冬まで所属していたリバプールでは、通算201試合54得点45アシストを記録していたコウチーニョだが、スペインへ渡ってからは期待された活躍はできていない。今シーズンも、公式戦11試合に出場して1得点を挙げているが、総出場時間は493分と主力に戻ったとは言えない状況だ。

 実際、ブラジル代表に選出された際、ブラジル国内から代表監督への批判が噴出した。それでもチッチ監督が、世界有数の強豪である代表チームに招集したのは、コウチーニョの潜在能力の高さにあるようだ。

 コウチーニョの招集について問われた指揮官は、「今日のコウチーニョは、ベストなコウチーニョではない。それでも彼には、素晴らしい能力がある。私たちはリバプール時代の状態を取り戻せるように、彼を助けるつもりだ。私たちは彼がどれだけ偉大なサッカー選手か、これまでの過程をたどらなければいけない」と、説明している。

 チッチ監督はコウチーニョが復調すると確信しているようで、「才能については疑いがなく、誰もコウチーニョが(才能を)持っていないと言えない。彼は左右、どちらのサイドでもプレーできるし、中央でも外でもプレーできる。だが、私は彼がラストパスを出さないといけない選手だと思っている」と期待を寄せた。

 現在、南米予選で首位に立っているブラジル。11月シリーズは、コウチーニョにとって真価を問われる2試合となる。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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