プレミア序盤戦「注目アタッカー3傑」 アーセナルで才能開花の“新たな象徴”も選出
アーセナルの新たな象徴、目を見張る成長ぶりで評価は右肩上がり
そして3人目は好調アーセナルの新10番MFエミール・スミス・ロウ。ミケル・アルテタ監督の下で立場を不動のものとした21歳はガナーズの前線で違いを作り出している。
高いテクニックにシュート技術を併せ持つ21歳はプレミアリーグで3試合連続ゴール中。ここまで4得点ですでにキャリアハイを更新している。8試合無敗と好調のチームの中でも最も勢いに乗っている1人で、イングランド代表にも初招集(追加招集)を受けた。
2018年に17歳でトップチームに帯同するなどかねてから将来を嘱望された存在だったが、ブレイクのきっかけは意識改革にあった。英紙「ガーディアン」のインタビューでスミス・ロウはこれまで食事や水分補給に関して気を遣うことがなく「怠けていた」と明かした。普段から大好物のチョコレートやナンドス(ファストフードレストラン)を食べていたが、クラブから紹介されたシェフを雇い、栄養管理された食事に改善されたという。コンディションの維持が成績にも反映されるようになってきたようだ。
7日のワトフォード戦(プレミアリーグ第11節/1-0)の後、英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」のサイモン・コーリングス記者は決勝点を決めたスミス・ロウについて「昨シーズン、私たちは彼の才能の片鱗を目にしていたが、いまや致命的なアウトプットを備えた選手として開花し始めている」とその目を見張る成長ぶりを絶賛した。評価はますます右肩上がりだ。
デニス・ベルカンプ、ロビン・ファン・ペルシー、ジャック・ウィルシャー、メスト・エジルら歴代スターが背負ったナンバー10を受け継いだ男は、ガナーズの新たな象徴として期待を懸けられている。
[ftp_del]
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)