ユナイテッド、今冬ポグバ放出の可能性 英報道「レアルやPSGがオファーの場合…」

マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表MFポール・ポグバ【写真:AP】
マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表MFポール・ポグバ【写真:AP】

右足の負傷で10週間の離脱へ、移籍金が発生する冬の移籍市場で放出か

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表MFポール・ポグバは、8日に行われた練習中に負傷し、10週間の離脱が報じられている。すでに代表を離脱したポグバだが、このままユナイテッドのユニフォームを着ることなく退団する可能性も出てきたようだ。英紙「デイリー・スター」が報じている。

 2012年夏にユナイテッドからイタリア・セリエAの名門ユベントスに「ゼロ円移籍」をしたポグバは、イタリアで大活躍すると、16年にユナイテッドが当時の史上最高額となる1億500万ユーロ(約137億円)で買い戻したとされる。その時に結んだ契約が今シーズン限りで満了を迎えるが、ポグバはユナイテッドの契約延長オファーに応じていない。

 そのポグバは、カタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のフランス代表に招集されていたが、シュート練習の際に右足の太ももを負傷。プレーできる状態ではないため、ポグバは代表を離脱することとなり、代わりにローマのMFジェルダン・ヴェレトゥが追加招集された。

 ポグバの離脱期間は最長で10週間になると見られており、その場合の復帰は1月の中旬から下旬になる予定だ。ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督は、ポグバの能力を高く評価しており、夏までポグバを在籍させて2度目の「ゼロ円移籍」も辞さない考えだという。

 ただし、例外となる場合もあるようだ。「レアル・マドリードやパリ・サンジェルマン(PSG)が、次の移籍市場で要求に見合うだけのオファーを提示してきた場合、ユナイテッドは損失を軽減するために、彼の放出に応じるかもしれない。ただし、その場合はポグバの代役となる選手を1月の移籍市場で獲得することが問題になる」と、記事では伝えている。

 ポグバは10月24日に行われたプレミアリーグ第9節のリバプール戦に後半開始から出場し、その15分後に相手に対する危険なタックルで一発退場となった。ライバル相手に0-5という屈辱的な大敗を喫したことで、大きな批判を浴びた。その後、11月2日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループF第4節のアタランタ戦(2-2)には出場したが、このまま退団となれば、リーグ戦での汚名を返上できないまま、ユナイテッドを離れることとなる。

 ポグバのユナイテッドでのキャリアは、このまま終わることとなるのだろうか。今後の動向が注目される。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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