「W杯を諦めるわけには…」 闘莉王が激白、岡田武史氏“新監督就任プラン”を大胆提言

「ガラッと切り替えるには岡田さんの勝利にこだわるサッカー、厳しさが必要」

 闘莉王氏は持論を展開した。そして、森保監督と岡田氏という監督としての2人をこう比較する。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

「岡田さんと森保さんには共通点がある。どちらも綺麗なサッカーをする監督ではない。オシムさん、ミシャ(札幌ペトロビッチ監督)さんのように攻撃的で決定力をたくさん作って、という勝たなくても魅せるサッカーではない。2人とも結果がすべて。勝たなければ何も残らない」

 勝利至上主義という部分で共通点を指摘した闘莉王氏だが、大きな違いがあるという。

「岡田さんと森保さんは厳しさが違う。岡田さんは白黒はっきりつける」と最大の違いを指摘。フランス大会直前にはFW三浦知良(横浜FC)をメンバーから外し、南アフリカ大会直前では故障でコンディションの上がらなかった司令塔・中村俊輔と正守護神だった楢崎正剛氏を控えにし、本田圭佑を1トップで起用するなど大胆な策に出た経緯がある。

「この連戦は絶対に勝ってほしい。日本のサッカー界に熱を取り戻すような戦いを見せてほしい」

 勝利、そして、胸をすくような快勝が至上命題となるベトナム戦。闘莉王氏は敵地での戦いに挑むチームにエールを送っていた。

[プロフィール]
田中マルクス闘莉王/1981年4月24日、ブラジル出身。渋谷幕張高を卒業後、2001年に広島でJリーグデビュー。03年に日本国籍を取得し、04年アテネ五輪に出場した。その後は浦和でJ1とACL初制覇、名古屋でもJ1初優勝に貢献。06年にはJリーグMVPを受賞した。日本代表としても43試合8得点の成績を残し、10年南アフリカW杯ベスト16進出の立役者に。19年限りで現役引退。Jリーグ通算529試合104得点で、DF登録選手の100得点はリーグ史上初。現在は公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でも活動中。

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング