「W杯を諦めるわけには…」 闘莉王が激白、岡田武史氏“新監督就任プラン”を大胆提言
W杯最終予選ベトナム戦を展望、万が一の危機到来で岡田武史氏の新監督就任を推薦
カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で2勝2敗の日本代表は、11月にベトナム(11日)、オマーン(16日)とのアウェー2連戦に臨む。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、現在本大会出場圏外のグループ4位という状況において、B組最下位ベトナムとのアウェーゲームでは、大量得点での勝利が不可欠と分析。ドロー以下に終わった緊急事態では、日本代表を2度率いた岡田武史氏の新監督就任を打開策に挙げている。(取材・構成=Football ZONE web編集部)
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「今回の相手はグループで全敗中のベトナム。アウェーでは何が起こるか分からないけれど、取りこぼしてはいけないし、得失点差を考えるとゴール数をできるだけ稼がなければいけない試合」
闘莉王氏は11日に行われる敵地ベトナム戦についてこう分析した。ベトナムは最終予選で4戦全敗。最下位に沈んでいる。
7大会連続となる本大会出場に向けて、取りこぼしの許されない一戦。「万が一、ドローや負けとなったら、監督交代の必要が間違いなく出てくる。それぐらい日本サッカー界に対するダメージは大きいと思う。ワールドカップを諦めるわけにはいかない」と闘莉王氏は力説する。
オーストラリア相手になんとか勝利を飾った森保ジャパンだが、ベトナム相手に取りこぼす事態となれば、監督交代は免れないと分析している。
危機的状況を救う後任候補は誰になるのか。
「万が一ベトナムに取りこぼしたなら、岡田さんを戻すしかない。ここまでの状況を打開できるとすれば、日本には岡田さんしかいないと思う」
1998年フランスW杯のアジア最終予選、そして、2010年南アフリカW杯までの道のりで監督に緊急就任し、本大会出場に導いた岡田武史氏の名前を挙げた。南アフリカの岡田ジャパンでは指導を受けた恩師をなぜ推すのか。
「今のサッカー界は東京五輪代表の落胆をそのまま持ち込んでしまっている雰囲気もある。グループリーグで勢いのあった五輪代表ではない。スペインに延長戦で負けた失望をいまだに感じる。自分自身もいまだに落胆している。ガラッと切り替えるには岡田さんの勝利にこだわるサッカー、そして、厳しさが必要」