「自分を信じるんだ」 新体制のバルサが始動、シャビ監督が選手へ激励メッセージ
9日に始動したなか、「常に用心深くなくてはいけない」と鼓舞
シャビ新監督体制のバルセロナが、現地時間9日に始動した。2015年以来の古巣復帰となる指揮官は苦境の中で苦しむ選手たちに「自分を信じろ」とメッセージを送ったという。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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カタール1部アル・サッドと契約解除し、ロナルド・クーマン前監督の後任としてバルサの指揮官の座に就いたシャビ監督が、新天地での初練習に臨んだ。代表組や負傷者続出の影響で参加した選手は数人だったが、早速自身の哲学を説き明かした。同紙は「シャビ監督の最初のメッセージ」として指揮官の言葉を伝えている。
「君たちは自分を信じるんだ。ビーゴ(セルタ戦)のようなことはもう起こらない。常に用心深くなくてはいけない。3-0でハーフタイムを迎えて、ドローで終わるようなことはあってはならない」
バルセロナは第10節レアル・マドリードとのクラシコ(1-2)に敗れ、続く11節ラージョ・バジェカーノ戦(0-2)での連敗が決定打となってクーマン前監督を更迭。セルジ・バルファン暫定監督がチームを率いた12節アラベス戦(1-1)も引き分けで勝点を落とし、さらに前節セルタ戦はシャビ監督の言葉にあるように前半だけで3点のリードを奪いながらも守備が持ちこたえ切れずに2試合連続ドローに終わった。シャビ監督は4試合勝利から遠ざかる選手たちに強い意志を求めた。
また、シャビ監督はバルセロナというクラブにいることを誇りに思うべきだと主張し、バルセロナは常に競争しなければならないとも語ったようだ。現役時代にバルサで計25個のタイトルを獲得してきたレジェンドから重みある言葉が選手たちに送られたようだ。
そのほかにもロッカールームでのルールや時間管理の重視、朝食や昼食を一緒に食べることで生まれるチームの化学反応、そしてサッカー選手としてあるべきライフスタイルなどについても選手に話したというシャビ監督。不振にあえぐチームの状況を一変させることができるだろうか。その手腕に注目だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)