「デュエルとフィジカルが足りない」 A代表初招集の三笘がベルギーで感じた課題は?
初招集がW杯最終予選となり、嬉しさとともに「責任も感じている」
A代表初招集となったMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)が、10日のオンライン会見に登壇。ベルギーリーグで存在感を示すなか、「デュエルやフィジカルが足りないと感じる」と自身の課題を挙げている。
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三笘は筑波大から川崎フロンターレに入団した2020年、独特なリズムのドリブル突破と卓越した決定力で旋風を巻き起こし、ルーキー史上最多タイとなる13得点をマーク。2年目の21年もリーグ戦20試合で8得点を挙げると、自国開催となった東京五輪でも3位決定戦のメキシコ戦(1-3)では個人技から意地のゴールを奪い、打開力の鋭さを証明した。
自身初の海外挑戦となったベルギーリーグでも、10月16日に行われたリーグ第11節スラン戦(4-2)で途中出場からハットトリックを達成。その後に3試合連続スタメンと猛アピールし、待望のA代表初招集となった。
森保ジャパンは11日にカタール・ワールドカップ(W杯)第5節ベトナム戦、16日に第6節オマーン戦を控えるなか、三笘は「初めて呼ばれることで嬉しい気持ちと、最終予選の厳しい戦いの中での招集で責任も感じている」と思いを語った。
三笘は今夏から挑戦しているベルギーリーグでの自身のプレーについて、「日本でやっていた自分のスタイルを継続できているのは1つ良かったこと。課題としてはデュエルやフィジカルのところが足りないと感じる」と話す。
「まずは自分がどういうプレーヤーか認めさせる、分かってもらわないといけないので、練習からアピールしていた。1人1人を観察して、どういうプレーが最適か考えた。結局は試合で結果を出さないと認めてもらえないので、最初はもがきながらやっていた。(日本から三笘という)外国人選手で誰か分からないような選手が来たので、分かってもらうことと監督やスタッフに信頼を得られるプレーをしないといけないので100%やっていた。それが評価されて少しずつ出場機会をもらえていると思う」
11月シリーズでA代表デビューとなるか。三笘の個人技には大きな期待が懸かる。
(FOOTBALL ZONE編集部)