元日本代表MF細貝萌が見た森保J 「チームにとって重要」「僕自身も勉強になった」と評価する選手とは?

今年9月にJ2ザスパクサツ群馬に加入したMF細貝萌【写真:©THESPA】
今年9月にJ2ザスパクサツ群馬に加入したMF細貝萌【写真:©THESPA】

田中碧は豪州戦のプレーが「自信になったと思う」と評価

 現代表のボランチでは、主軸に君臨する遠藤、MF柴崎岳(レガネス)、MF守田英正(サンタ・クララ)のほか、10月のW杯最終予選オーストラリア戦(2-1)でMF田中碧(デュッセルドルフ)がスタメンに抜擢され、A代表初ゴールと存在感を示した。細貝の目には、新進気鋭の23歳はどのように映ったのか。

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「川崎フロンターレからデュッセルドルフに行ったことで、サッカーの感覚も少し違うと思います。フロンターレが素晴らしいのは日本国民のサッカーが好きな人なら当然分かっていて、逆にデュッセルドルフは現在ドイツの2部。デュッセルドルフへの移籍に関して、少なからずネガティブに捉えた方もいたのではないでしょうか。でも、日本代表の舞台で自分の実力を示したのは素晴らしいし、充実している証拠。結果が出たことは田中選手の自信にもなったと思うし、そういう選択をして良かったと感じているはずです。置かれている状況、場所は違うけど、僕ももっと頑張らないといけないと刺激をもらっています」

 細貝は現代表の中で、柏レイソル時代の元同僚であり、攻撃のキーマンの1人に成長したMF伊東純也(ヘンク)にもエールを送っている。

「柏レイソルでも輝いていたけど、僕がいた2018年はまだ代表に選ばれて間もない頃。ヨーロッパに挑戦して、しっかり結果を残すことで、成長しているのは映像でも見て感じます。本当に素晴らしいし、頑張ってほしい選手の1人です」

 11月のカタールW杯アジア最終予選のベトナム戦(11日)、オマーン戦(16日)で遠藤や田中、伊東の活躍はチームの命運を握ることになりそうだ。

[プロフィール]
細貝萌(ほそがい・はじめ)/1986年6月10日生まれ、群馬県出身。前橋育英高―浦和―アウクスブルク―レバークーゼン―ヘルタ・ベルリン(ともにドイツ)―ブルサスポル(トルコ)―シュツットガルト(ドイツ)―柏―ブリーラム・ユナイテッド―バンコク・ユナイテッド(ともにタイ)―群馬。卓越した危機察知能力、ボール奪取能力を誇る熟練ボランチ。高校時代以来となる地元・群馬に戻り、クラブのステップアップに全力を注ぐ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)

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