「大事なのは…」 柴崎岳、田中碧ら若手の台頭を歓迎「非常にプラスに感じている」

日本代表MF柴崎岳、田中碧【写真:高橋 学 & Yukihito Taguchi】
日本代表MF柴崎岳、田中碧【写真:高橋 学 & Yukihito Taguchi】

オーストラリア戦で指揮官の期待に応えた田中碧が代表初ゴール

 日本代表は8日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の11月アウェー2連戦(11日ベトナム戦、16日オマーン戦)に向けたオンライン会見を実施。MF柴崎岳(レガネス)はポジションを争う若手の台頭を歓迎し、「非常にプラスに感じている」と語っている。

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 日本はW杯最終予選初戦でオマーンに0-1と敗戦。続く中国戦で1-0と勝利するも、10月8日の第3節のサウジアラビア戦(0-1)で2敗目を喫し、森保一監督の進退問題も浮上した。

 そのなかで迎えた同12日のオーストラリア戦では、従来の4-2-3-1システムから4-3-3システムへ変更。さらに主軸を担ってきた柴崎をスタメンから外し、MF田中碧(デュッセルドルフ)、MF守田英正(サンタ・クララ)をスタメンに抜擢した。指揮官の期待に応えた田中が代表初ゴールとなる先制点を叩き込むと、終盤の劇的なオウンゴールもあり2-1で勝利している。

 オーストラリア戦で採用した4-3-3システムについて柴崎は「1個のオプション、オプションと言うと最適なものではないというイメージがあるかもしれないけど、1つの形として機能した。いろいろな相手がいるなかで、自分たちが変化する1つの形になると思う」と持論を展開した。

 4-2-3-1と4-3-3、どちらのシステムでも支障ないと語り、「もともと僕も攻撃なタイプだし、インサイドハーフをやった経験もある。4-3-3をやるなら、もともと慣れているしやれると思う。ダブルボランチと3枚では守備と攻撃のやり方は変わる。戦い方の幅も広がるし、プラスに捉えて対応したい」と新システムを前向きに捉えているようだ。

 その一方、チーム内の競争を歓迎しており、ポジションを争う田中ら若手の台頭は戦力のベースアップになると力を込める。「非常にプラスに感じている。誰が出ても異なる特徴やプレーを出して、大事なのは日本代表の勝利。誰かのパフォーマンスが上がらないとか、怪我人が出るなどした時に補う人材がいるのがチーム力につながる」と口にした。

 日本は4試合を終えて2勝2敗の4位。W杯自動出場圏の2位以内を目指して負けられない戦いが続く。飛躍する若手らと切磋琢磨しながら勝利を期す。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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