日本サッカーが「羨ましい」 “英雄”ケーヒルが嘆いた豪州との差「誇りに思うべき」
名門リバプールの南野へ“奮起”要求 「もっと前向きな成果を」
「日本のファン、サッカーコミュニティは現状を誇りに思うべき。周りを見まわした時に、欧州のビッグクラブに日本人が存在しないという時代はいつかやってくるのですから」と語る一方で、アジアを代表するプレーヤーの1人となった南野には奮起を期待せずにはいられない様子だ。
「簡単な決断を選ばず、残留して出場機会を模索した決断は評価しています。だが、南野にはもっとポジティブな活躍を求めたい。アジアのアイコンとして。私もエバートンでプレーしていた。マージーサイド・ダービーの相手としてリバプールと凌ぎを削ってきた。どの選手もそれぞれの地域を代表している。我々の場合はアジアということになる。最高の環境で挑戦している。出場機会を求める戦い自体に反対はしませんが、もっと前向きな成果を求めています」
南野はカラバオカップ3回戦ノリッジ戦で(3-0)で2得点、4回戦プレストン戦(2-0)で1得点と結果を残しているが、リーグ戦ではここまで2試合の途中出場のみと、選手層の厚さからほとんど出番がない。
移籍で出場機会を求めるのではなく、トップクラブで熾烈な定位置争いに身を投じる南野の心意気を買っていたケーヒル氏。アジアサッカーの評価を高めるためにも、ピッチ上での目に見える結果を求めていた。