センターフォワードで3得点の猛アピール 韋駄天FW前田大然の”ベストポジション”は?
FC東京戦でCFに入り、今季2度目のハットトリックを達成
横浜F・マリノスのFW前田大然は、6日に行われたJ1リーグ第35節・FC東京戦で今季2度目のハットトリックを達成し、チームを8-0の大勝に導いた。センターフォワード(CF)起用に見事に応える形となったが、前田自身はポジションに関して「前のほうがやっぱり自分はやりやすい」と語っている。
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ケヴィン・マスカット監督はハイラインのFC東京に対し、中央に前田、右にFW仲川輝人、左にFWエウベルの3トップを選択。すると前半10分、敵陣で縦パスのこぼれ球を拾った前田が一気にスピードに乗ってペナルティーエリア内へ持ち込み、飛び出した相手GKをかわして、DFがいる上から豪快に左足で蹴り込んで先制点を奪った。
前田はチームが2点を追加して迎えた前半41分にも、PKでゴールをゲット。さらに、後半3分にもタイ代表DFティーラトンのクロスに飛び込んでヘディングでネットを揺らし、第24節・大分トリニータ戦(5-1)以来となるハットトリックを達成した。
8発大勝につながる勢いをもたらした前田は、この日の3ゴールで今季21得点に伸ばし、リーグ2位の元ブラジル代表FWレアンドロ・ダミアン(川崎フロンターレ/17得点)に4ゴール差をつけて、得点王獲得へ有利な状況を作った。
11月3日の第34節・ガンバ大阪戦(0-1)では左ウイングだった前田を中央で起用したマスカット監督は試合後のオンライン会見で、その意図について「自分は常にベストのコンビネーションを求めています。そのなかで、前田をセンターフォワードに置いたのは、裏への抜け出し、中央への突破ができるので、FC東京を苦しめられると思ってあそこに置きました」と語った。