チェルシーのトゥヘル監督、「将来トッテナムを指揮しますか?」の質問を笑って一蹴

チェルシーのトーマス・トゥヘル監督【写真:AP】
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督【写真:AP】

モウリーニョ監督に続き、チェルシーを指揮したコンテ監督がトッテナム指揮官に就任

 トッテナムは11月1日にヌーノ・エスピリト・サント監督を解任し、翌日にアントニオ・コンテ監督の就任を発表した。かつてトッテナムで指揮を執ったジョゼ・モウリーニョ監督(現ASローマ)は、チェルシーをリーグ優勝に導いた経験を持つため、現在チェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督は、将来的にトッテナムで采配を振るう考えがあるかを問われることになった。英紙「デイリー・スター」が報じている。

 モウリーニョ監督はチェルシーを率いていた際、「絶対にトッテナムの監督にはならない」と宣言していたが、2019年冬にトッテナム行きを決断。2020-21シーズンにはカラバオカップ決勝にチームを導いたが、大一番を前に解任された。そして、ヌーノ監督を挟み、今度は2016-17シーズンにチェルシーでリーグ優勝を果たしたコンテ監督がトッテナムの指揮官に就任している。

 これまでもグレン・ホドル監督、アンドレ・ビラス=ボアス監督がチェルシーで指揮を執ったあと、トッテナムの監督になった歴史がある。トゥヘル監督は記者会見で、「一部のチェルシーのファンは、かつての指揮官がトッテナムの監督に就任したことを不満に思っています。あなたも将来的にトッテナムを率いる考えはありますか?」という質問を受けると、声を上げて笑い、「私は、ここでやることがたくさんある。今いる場所で幸せだ」と回答した。

「もちろんプレミアリーグにとっては、(コンテ氏のトッテナム監督就任は)良いニュースだ。世界でも最高の監督の1人だし、彼の記録、獲得したタイトルを見ればいい。彼の存在によって、トッテナム戦はスーパータフな試合になるね。それは間違いない」

 そして、改めて「私は、今の場所で幸せだし、ほかの人、ほかのクラブが何をするかは気にしていない。自分がいる場所で、楽しんでいるよ」と、チェルシーに満足していることを強調した。

 第5節での直接対決では、トゥヘル監督の率いるチェルシーは、3-0とトッテナムに完勝。コンテ監督のスタンフォード・ブリッジ凱旋試合となる来年1月の対戦では、どのような試合が繰り広げられるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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