「選手たちに愛想が尽きた」 マンU元主将、ダービー完敗で古巣酷評「本当にひどい」

ロイ・キーン氏がダービー完敗の古巣を酷評【写真:AP】
ロイ・キーン氏がダービー完敗の古巣を酷評【写真:AP】

シティのとのダービーで0-2と完敗し、ロイ・キーン氏はOBとして怒り爆発

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間6日にプレミアリーグ第11節でマンチェスター・シティとのダービーマッチに臨み、0-2で完敗。今季早くも4敗目を喫した“赤い悪魔”の戦いぶりを、元主将ロイ・キーン氏は「リバプールに負けた時よりひどい」「愛想が尽きた」と酷評した。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 前節のトッテナム戦は3-0と快勝を収めたユナイテッドだが、本拠地オールド・トラッフォードにライバルを迎えての一戦は完敗だった。前半7分にDFジョアン・カンセロの左クロスに対応したDFエリック・バイリーのオウンゴールで先制を許すと、前半終了間際には再びカンセロのクロスからファーサイドに走り込んだMFベルナルド・シウバに押し込まれてリードは広がった。

 5バックを敷いて守ったユナイテッドだったが、代わりに手薄となった中盤のスペースを埋められず、サイドからの崩しで失点を許すお粗末な守備が露呈する形となった。

 これで直近の6試合で4敗目となったユナイテッド。かつてクラブでキャプテンを務め、アレックス・ファーガソン体制での黄金期を知るキーン氏は、「リバプールに負けた時よりもひどい気分だ」とシティ相手の敗戦に肩を落とし、選手たちのパフォーマンスを酷評している。

「本当にひどかった。クラス、クオリティー、意思決定力、基本的にすべてに違いがあった。大人の男と子どもの男の戦いだった。ユナイテッドはひどかった。信じられないほどだった」

 キーン氏は2失点を喫した守備陣に対して特に厳しく、「私はもう選手たちに愛想がつきた。代表クラスのディフェンダーたちがいるというのに彼らの守備は理解できない。もうギブアップだ」とお手上げ状態。「マン・ユナイテッドは最悪の状態にある」と指摘した。

 第9節のリバプール戦で0-5と大敗した後にはオレ・グンナー・スールシャール監督の去就問題が取り沙汰された。ユナイテッドの上層部はレジェンドのスールシャール監督を信頼して続投させているが、キーン氏は「最悪の状況から抜け出す方法はあるだろう。だが、オレはそれができる男なのかについては大きな疑問符がつく。私もそう願っているが、それは確信ではなく希望に過ぎない」とかつてのチームメイトにも厳しい視線を向けていた。

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