「ふざけるなと思う方もいると思います」 FC東京主将がワースト8失点後に紡いだ言葉とは?
キャプテンの東は森重退場後に最終ラインに入るなど、苦しい展開を強いられる
FC東京は6日、敵地でのJ1リーグ第35節で横浜F・マリノスに0-8と大敗を喫した。クラブのワースト失点記録を14年ぶりに更新する形になり、キャプテンのMF東慶悟は試合後、「意地を見せないといけないし、このままで終われない」と巻き返しを誓った。
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前半10分、日本代表FW前田大然に先制点を与えたFC東京は、その後同24分までに2失点。同39分にはDF森重真人が2枚目の警告を受けて退場処分となると、ハーフタイムまでにさらに1失点、後半には4失点を喫するなど守備が崩壊して0-8で敗れた。
2位の横浜FMに力の差を見せつけられたFC東京にとって、J1リーグでの8失点はクラブ史上ワースト記録。これまでのクラブワースト記録は2007年川崎フロンターレ戦(0-7/味スタ)の7失点で、14年ぶりに記録を更新することになった。
森重の退場で数的劣勢となったFC東京は、後半開始から左サイドに入っていたアタッカーの東を3バックの中央に置き、5バック的なフォーメーションを組んだが、スクランブル体制も横浜FMの勢いを止めるには至らなかった。
東は試合後のオンライン会見で、「東京サポーターのみなさんはもちろん、東京に関わるすべてのみなさんに申し訳ないという気持ち。言葉が出てこないと言うか、残念という気持ちでいっぱいです」と悔しさをにじませた。
「1点でも多く返そうと後半スタートしたなかで、僕自身も(ポジションが)不慣れでしたけど、なんとか貢献したいという気持ちでプレーして、結果的に後半にまた4点取られたというのは、監督の期待に応えられなくて申し訳ない。なかなかできない経験だと思います。『経験』で話が終わってしまうと、ふざけるなと思う方もたくさんいると思いますが、僕の中ではこの経験を次に生かすしかないと考えています。8失点はプロとして情けない。ここからどうできるかは、選手1人ひとりのメンタル。これをプラスにしていかないといけない。残り3試合で意地を見せないといけないし、このままで終われない」
中位の9位に沈んでいるFC東京。東はシーズン残り3試合での名誉挽回を誓っていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)