闘莉王が田中碧&柴崎岳を分析 日本代表“新旧司令塔”「4つの差」とは?
闘莉王氏、田中碧と柴崎岳について持論を展開
森保一監督率いる日本代表は、10月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア(0-1)、オーストラリア(2-1)と対戦した中、新旧司令塔コンビの明暗が分かれた。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、これまで定位置を確保してきたレガネスMF柴崎岳とオーストラリア戦で先制点を決めたデュッセルドルフMF田中碧の「4つの差」について持論を展開している。
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自身のYouTube「闘莉王TV」では森保ジャパンの救世主となった田中を特集した闘莉王氏。東京五輪代表のスイッチャーとして覚醒した田中は、最終予選初先発となったオーストラリア戦で先制ゴールを決めるなどの活躍で勝利に貢献した一方、不動のレギュラーだった柴崎はサウジアラビア戦で失点に直結するパスミスがクローズアップされている。
明暗が分かれる形となった新旧司令塔だが、闘莉王氏は2人の大きな差を指摘した。
「柴崎の方がボールを持つが、周囲の選手が(柴崎の意図が)分かりづらい。田中の方が分かりやすい。スイッチの入れ方も違う」
五輪代表では攻撃のスイッチャーとして活躍した田中がボールを保持している際、柴崎よりも味方は次のプレーや展開をイメージしやすいと分析している。
「勝負のパスは、田中の方がミスが少ない印象がある。田中は守備ができる。柴崎もシュート力はあるが、積極的なシュートは(田中)碧の方がどちらかと言えば上手い」
意図の分かりやすさ、ゴールに直結するパスの成功率、守備力、シュート精度で田中に分があると分析していた闘莉王氏。理想のダブルボランチとして柴崎と田中のコンビを挙げながらも、2人の現在地を冷静に比較していた。