「凄いポテンシャル」 神戸フェルマーレンが称賛した日本人選手は? 「欠かせない存在」

神戸DFトーマス・フェルマーレン【写真:©VISSEL KOBE】
神戸DFトーマス・フェルマーレン【写真:©VISSEL KOBE】

アーセナル、バルサなど名門でプレーした熟練CBは「チーム状態がいい」と太鼓判

 ヴィッセル神戸は、11月6日にホームでのJ1リーグ第35節で徳島ヴォルティスと対戦する。現在3位(18勝10分6敗)で残り4試合と、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得に向けてラストスパートとなるなか、ベルギー代表DFトーマス・フェルマーレンは前日のオンライン会見で「チーム状態がいい」「特に声を掛けることはない」と語っている。

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 神戸は1997年のJリーグ加入以降、2016年の年間7位が過去最高位。そのなかで、今季は残り4試合の時点でACL圏内の3位につけ、クラブ記録更新を射程圏内に捉えている。

 今夏にFW古橋亨梧がスコットランド1部セルティックへ移籍したものの、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ、絶好調のFW武藤嘉紀、スペイン人MFセルジ・サンペールらがチームを牽引。怪我で離脱していたFW大迫勇也、MF山口蛍も11月3日の第34節ベガルタ仙台戦(4-2)で復帰し、ラストスパートをかける。

 これまで、アーセナル、FCバルセロナ、ASローマと各国の名門に所属し、バルセロナではリーガ・エスパニョーラ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)とFIFAクラブワールドカップ優勝各1回を経験しているフェルマーレンは、現在の神戸の状況についてこのように話す。

「(ACLのチャンスは)自分たちの手の中にある。他のチームは関係なく、目の前の1試合1試合に勝つことだけ。素晴らしいメンバーで、歴史を作るというところにフォーカスできている。チームが浮ついていれば伝えることはありますが、僕の経験から見ても、チームの状態がいい。一戦一勝という思いで戦っているので、特に声を掛けることはない」

 また、フェルマーレンはセンターバックでコンビを組む24歳のDF菊池流帆に関しても、「彼が1シーズン通してプレーするのは初めての経験だと思う。凄いポテンシャルを持っているし、貢献度的にもチームに欠かせない存在になっている。ほとんどの試合に出てこれだけのパフォーマンスを見せて、印象に残る以上のインパクトをみんなに与えている」と高く評価した。

 イニエスタ、フェルマーレンという世界を知るスターを中心に、神戸はクラブ史に新たな1ページを刻むべく、目の前の試合に全身全霊を注ぐ。

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