セルティック古橋、なぜ突然ベンチに? ポステコグルー監督の”起用法”に現地注目

リビングストン戦でベンチスタートとなったFW古橋亨梧【写真:Getty Images】
リビングストン戦でベンチスタートとなったFW古橋亨梧【写真:Getty Images】

リビングストン戦で開幕戦以来となるベンチスタート、古橋起用へのスタンスを示す

 スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧は、リーグ第12節リビングストン戦で開幕戦以来となるベンチスタートとなった。公式戦で二桁ゴールを叩き出す日本人アタッカーの重要性が叫ばれるなか、突然ベンチに置いた背景について、アンジェ・ポステコグルー監督のコメントを交えながらスポットを当てている。

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 古橋は今夏、ヴィッセル神戸からスコットランドの名門セルティックに移籍し、加入早々からゴールを量産。代表戦で負った怪我により戦列を離れた時期もあったものの、復帰後も得点を重ね、公式戦16試合で10ゴールとインパクト十分の働きを示してきた。

 今やセルティックの前線に欠かせない存在として信頼を寄せられているが、リビングストン戦では7月31日に行われたリーグ開幕節のハーツ戦(1-2)以来となるベンチスタートに。突然のスタメン落ちについて、スコットランド地元紙「The Scotsman」は「アンジェ・ポステコグルー監督が古橋亨梧を慎重に扱わなければならない理由を明かす」と見出しを打ち注目している。

 記事では「突然ベンチに置いたことについて、その背景を説明しようとしている」として、指揮官のコメントを紹介。神戸からセルティックへ加入後、代表戦と並行しながらシーズンを戦っている古橋だが、そうした状況について、ポステコグルー監督は「本当に注意しなければならない」との見解を示す。

「キョウゴはシーズンの4分の3が終わった時点で日本を離れており、帰国して国際試合に出場し、すでに負傷もしている。皆が彼を常に出場させたいと思っていることは分かっているし、彼は出場するたびに素晴らしい活躍をしている。しかし、我々は慎重でなければならない。11月に入ったばかりなのに、4~5月まで毎試合出場してトップレベルのパフォーマンスを発揮することはできないんだ」

 セルティックにおいて頼れる存在ではあるものの、使い潰さないようにする必要性を強調したポステコグルー監督。後半13分からピッチに立たせたリビングストン戦での起用法には、指揮官なりの考えが存在していたようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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