ミランが本田のアジア杯出場回避を要望へ ガリアーニCEO「ホンダは不可欠な存在」
「我々は反対するだろう。もしも参加するとしたら非常に落胆する」
ACミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOが来年1月にオーストラリアで行われるアジア杯の日本代表MF本田圭佑の参戦回避を日本サッカー協会に要望する方針を明らかにした。
「アジア杯? 我々は反対するだろう。私はもしもホンダが参加するとしたら非常に落胆するに違いない。ホンダは不可欠な存在だ。彼はすごく、すごくいい。技術的にはスーパーだ」
ミランが4日、本田の直接FKなどの活躍でキエーボ戦勝利後、クラブの最高強化責任者は公式HPでこうコメントしている。
1月9日から同31日まで行われるアジア杯で、日本代表のハビエル・アギーレ監督が本田を招集することは濃厚。この場合、ミランの背番号10は直前の1月6日のサッスオーロ戦から、11日のトリノ戦、18日のアタランタ戦、25日のラツィオ戦、さらに決勝に進んだ場合は2月1日のパルマ戦まで欠場せざるを得なくなる。
日本代表にとっても連覇とコンフェデレーションズ杯出場権のかかる重要な大会だけに、本田の必要性は極めて高い。一方で、ガリアーニCEOの発言自体がミランにおける日本人MFの評価の高さを如実に表している。本田を巡るクラブと代表の綱引きは今後、加熱しそうだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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