浦和ロドリゲス監督、王者・川崎戦でチームの成長実感「彼らに少しは近づいたと思う」

天皇杯決勝で川崎と対決の可能性も GK西川が分析「また奪い返した時がチャンス」

 3月のゲームは前半40分頃までは互角に渡り合ったが、その後は大きな差を見せつけられた。9月のルヴァン杯は、川崎が夏にMF田中碧とMF三笘薫が海外移籍したところからチームを立て直している最中だっただけに、0-5のゲームから7か月という観点で見ればチームの成長を実感できた側面もあるだろう。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 このゲームでは、前半には川崎の強度が高い中盤のプレスに苦しんだものの、後半にはボールを握って敵陣でゲームを進める時間を長くして主導権を握った。ロドリゲス監督も「相手のゴール前に迫る回数が増えてきたところで、中で合わせられる選手、背後のスペースを生かせる選手ということで、興梠慎三を投入する決断をした」と話し、フィニッシャーをゲームに投入するだけの土台を整えられたと話す。

 両者は天皇杯で準決勝に残っているだけに、決勝で再び対戦する可能性がある。GK西川周作は「自分たちがビルドアップしていって相手に奪われても、それをまた奪い返した時がチャンスだと思う。相手の守備はボールサイドにコンパクトに守ってくるので、1つはがして逆サイドに展開したり、1本のパスで裏に抜けたり、そういうところはもっと狙えたと思いますし、そこでチャンスになったシーンもあった。天皇杯でもう一度戦うことがあれば、しっかりと勝って1年を締めたい」と、その時を見据えた。

 浦和は2019年末に3年計画を打ち出し、来季のリーグ優勝をクラブの目標としている。その前に立ちはだかる最大の壁になるだろう川崎に対して展開したゲームは、指揮官にとっても手応えのあるものになったようだ。

[ftp_del]

[/ftp_del]

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング