浦和ロドリゲス監督、王者・川崎戦でチームの成長実感「彼らに少しは近づいたと思う」
川崎戦で1-1ドローも目の前で優勝決定、ロドリゲス監督「勝ちたかった」
浦和レッズは3日のリーグ第34節で川崎フロンターレと敵地で対戦し、試合終了間際のゴールで1-1の引き分けに持ち込んだ。目の前で川崎が優勝を決める結果になったものの、リカルド・ロドリゲス監督は「勝ち点1は非常に意味のあるもの」とチームの成長を強調した。
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浦和はデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが欠場し、前線にFW小泉佳穂とFW江坂任が並ぶゼロトップ型の布陣でスタートした。前半33分にセットプレーの二次攻撃で先制を許すと試合展開も苦しい状況のまま推移したが、後半33分には8月9日の北海道コンサドーレ札幌戦以来のリーグ戦出場になるFW興梠慎三を投入。攻撃の圧力を強め、同44分にDF酒井宏樹のゴールで追いついた。
浦和は川崎に対し、3月のリーグ戦ではホームで0-5の大敗を喫し、9月に対戦したルヴァンカップ準々決勝では2戦とも引き分けながらアウェーゴール差での勝利を収めた。ロドリゲス監督は今季の目標であるリーグ3位以内でのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)への出場権獲得を念頭には「我々としては勝ちたかった、勝たなければいけない試合だった。これだけリーグの順位争いが激しくなっていくなかで勝ち点3ずつを積み重ねていくこと、これが我々が目標を達成するうえで非常に大事なことだった」と話す。しかし、4試合を残して優勝を決めた川崎を相手にした試合という観点では違った意味合いも語った。
「試合の展開を見ていくと彼らが上回っていたところもある。そのなかで終了間際に点を取って、誰もが知っている川崎の強さ、このピッチの難しさ、1敗しかしていないチームに対して取った勝ち点1は、非常に意味のあるもの。過去4回戦って、彼らの力に少しは近づいたと思う。これからもさらに強く成長し続けていかなければいけないし、それを未来につながるようにしていかなければいけない。今はACL圏内を目標にしながら進んでいるが、今後優勝争いをしていくためには、さらに強くなっていかなくてはいけない」