古橋亨梧の“平手打ち被害シーン” 同僚FWのフェアプレーを敵将絶賛「称賛に値する」
平手打ちを受けた古橋がPK獲得、セルティックFWギアクマキスの行動に注目
スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧が、リーグ第12節リビングストン戦で平手打ちされてペナルティーキック(PK)を獲得したなか、感情を露わにした相手DFとの間に割って入った同僚FWの行動に注目が集まっている。敵将デイビット・マーティンデールは「見ていて気持ちが良かった。彼は称賛に値する」と称えた。英紙「デイリー・レコード」が伝えた。
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リビングストン戦ではベンチスタートとなり、後半13分からピッチに立った古橋。前線で精力的に動き回るもゴールは奪えないまま時間が経過する。そのなかで迎えた後半アディショナルタイムに問題の出来事が起きた。
相手ペナルティーエリア内のボールとは関係ないところで、相手DFアヨ・オビレイェから後頭部を叩かれた古橋がそのままピッチに倒れ込んだ。主審はオビレイェにレッドカードを提示し、セルティックにPKを与えた。ギリシャ代表FWギオルゴス・ギアクマキスがキッカーを務めるも、相手GKの好セーブに遭ってゴールを奪えず、そのままスコアレスドローで終わっている。
古橋は途中出場からPKを獲得する働きを見せた一方、ファウルを誘発したプレーが議論の対象となっていた。「デイリー・レコード」紙は「リビングストン監督、デイビッド・マーティンデールが、セルティックのストライカー、ギオルゴス・ギアクマキスのPK劇への反応は『称賛に値する』と語る」と報じた。
「West Lothian Courier」紙に対してマーティンデール監督は、「言っておかなければならないのは、あの状況からアヨを引き戻そうとしたギアクマキスに対して、本当に満足しているということだ」「アヨが先にキョウゴに押されたが、それはなんでもなく、単なるスポーツマンシップ。そして、アヨがそれに反応してしまった」と振り返る。
また「ギアクマキスは、それ(アヨの行為)を審判にアピールするほうがはるかに簡単な状況にもかかわらず、アヨを引き戻そうとしていた」と続け、止めに入ったセルティックFWの行為に注目。「彼の行動はフェアプレーであり、見ていて気持ちが良かった。彼は称賛に値するよ」と賛辞を送っていた。