「オレが監督だったら」 闘莉王が理想のボランチコンビに言及「今はできないけど…」

元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】
元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏【写真:荒川祐史】

豪州戦で結果を残した田中と柴崎のコンビを理想としつつ、「今はできない」とも言及

 森保一監督率いる日本代表は、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で11月11日にベトナム、16日にオマーンと対戦する。元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、10月12日の同オーストラリア戦(2-1)で先制点を決めたMF田中碧(デュッセルドルフ)の継続起用を提言したうえで、ボランチの理想のパートナーについて持論を展開している。

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 自身のYouTube「闘莉王TV」で、森保ジャパンの救世主となった田中を特集した闘莉王氏。攻撃のスイッチャーとしての能力を高く評価している闘将は、先発起用を常々提言していたが、オーストラリア戦での“推しメン”の活躍で先発に固定すべきと主張している。

「次は田中碧(を先発起用)でいかないといけないと思うよ。森保さん、そういう失敗はしないでしょうね! これは失敗しちゃいけないよ。代表で結果出したんだから次に使うべき。田中碧で行かないといけない」

 敵地サウジアラビア戦で決勝点献上につながるバックパスなど不振だったMF柴崎岳(レガネス)よりも序列で上回った印象もある田中。継続起用を訴えた闘将だが、理想のダブルボランチについて独自の見解を示している。

「理想なら、柴崎と碧を一緒に使う。今はそれはできない。オレが監督だったら両方使う。碧を後ろで使うとか。2シャドーにもできる。1ボランチにもできる」

 ゲームメーク能力の高い柴崎と田中のダブルボランチを闘莉王氏は推す。

「遠藤(航)も下手したら使わない。(ボールを)捌ける人が好き。捌けたらボールを取りに行く必要はない。今の状況を考えると、森保さんはどっちかしか使えない」

 ブンデスリーガ屈指のボールハンターとして鳴らしている遠藤航だが、ボールロストをしない状況が理想と闘莉王氏は語り、柴崎と田中の2人を同時起用することでボール支配率を高める戦略も効果的と指摘した。

 最終予選で2勝2敗というチーム状況から、攻撃的なボランチを組み合わせる難しさについても考慮していた闘莉王氏の代表愛あふれる回となっている。

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