悪夢のポスト直撃で戦犯のロナウド 今季PK成功率が60%台のキャリアワーストに
PKの名手のはずが今季は失敗続き
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)が欧州選手権(EURO)グループステージ第2戦オーストリア戦で決勝点となるはずのPKを外す痛恨のミスを犯した。レアルで6シーズン連続で公式戦50得点以上決めている稀代のゴールマシーンだが、今季はキャリア最多の失敗数を記録。成功率も61%と自身ワーストの数値を叩き出してしまったことが明らかになった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
23本のシュートを嵐のように浴びせながらも、スコアレスドローで2戦連続の引き分けとなったポルトガル。勝てない戦犯はこの男なのだろうか。
後半35分、左サイドのクロスにロナウドがペナルティエリア内に飛び込んだ際、相手マーカーのDFマルティン・ヒンテレッガーがファールを犯し、PKの判定が下る。このチャンスでキッカーを務めたロナウドだが、恒例の仁王立ちから放った痛烈なシュートは左ポストに弾かれて、まさかの失敗に終わった。
ロナウドといえば、PKの名手というイメージがある。今季の欧州チャンピオンズリーグ決勝では延長120分間で全く輝けなかったが、PK戦の最後のPKを成功させるとユニフォームを破ってド派手に大喜びし、主役の座を手にしていた。
2005年、2008年、2010年シーズンは成功率100%を誇った。11年シーズンには15回成功で失敗は2回と成功率は88.2%。13年シーズンには10回成功で失敗はわずか1度だった。そうしたPKのゴールの多さもあいまって、欧州では“ペナウド”というニックネームをつけられてもいる。
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