メッシ、バルサ会長へ苦言「傷ついた」 “無償プレー”発言へ見解「言う必要ない」

PSGのアルゼンチン代表FWはリオネル・メッシ【写真:AP】
PSGのアルゼンチン代表FWはリオネル・メッシ【写真:AP】

メッシ、バルサ退団を巡るラポルタ会長の発言に不快感を吐露

 パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWはリオネル・メッシがバルサセロナのジョアン・ラポルタ会長の「無償でプレーすると言ってくれることを期待していた」という自身へ向けられたコメントについて「言う必要はなかった」「傷ついた」と苦言を呈した。スペイン紙「スポルト」のインタビューで語った。

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 メッシは今夏に契約満了となったバルセロナを退団。年俸50%カットの条件も飲んで新契約を結ぶことで合意に達していたものの、クラブは深刻な財政難によってラ・リーガが定めるサラリーキャップをクリアできず、メッシとの契約を断念せざるを得なかった。

 世界中が耳を疑った電撃退団の余波はその後も大きく広がっている。バルセロナのラポルタ会長は後にスペインラジオ「RAC1」のインタビューでメッシとの別れについて「どうしても実現できないこともある。双方ともに失望していた」と振り返り、さらに「彼はバルセロナにとって最良の決断をしてくれるだろうと思っていた。私は状況が変わり、彼が(バルセロナのために)無償でプレーすると言ってくれることを期待していた。でも、彼のようなレベルの選手にそれを期待することはできなかった」とコメントしていた。

 しかし、この発言を聞いたメッシはラポルタ会長に対して、不適切だったと苦言を呈している。

「僕は残留するためにできる限りのことはしました。無償でプレーするように言われたことはなく、給料を50%にするように言われて何の問題もなく合意しました。私はクラブを助けたいと思っていました。私と家族の願いはバルセロナに残ること。誰も私に無償でプレーしろとは言わなかったし、会長の発言は不適切だったと思います。彼があんなことを言う必要はなかった。私は傷つきました」

 ラポルタ会長は「我々はいい関係を築いている」と退団後もメッシとの関係は良好だと強調していたが、自身の不用意な発言がメッシの心に傷をつけることになってしまったようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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