「それが私を怒らせる」 モウリーニョ監督、ジャッジに不満露わ「ベンチにいられなくなる」
ミランに1-2で敗れ、ホームで初黒星を喫したモウリーニョ監督のローマ
ローマは10月31日のセリエA第11節でACミランと対戦し、1-2で敗れた。この敗戦で6勝1分4敗となったローマは4位となっているが、ジョゼ・モウリーニョ監督は試合のジャッジに不満があったようだ。試合後のコメントをスペイン紙「マルカ」が報じている。
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前半26分、スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの直接フリーキック(FK)で先制を許したローマは、後半12分にもペナルティーキック(PK)で追加点を決められて2点差をつけられた。その後、退場者を出したミランに対してローマは攻め立て、そしてアディショナルタイムにイタリア代表FWステファン・エル・シャーラウィのゴールで1点を返したが、モウリーニョ体制のローマはホームで初黒星を喫した。
1点差に詰め寄ってからもミランを押し込んだローマ。そのなかでイタリア代表MFロレンツォ・ペッレグリーニが、エリア内でデンマーク代表DFシモン・ケアーと接触したが、ファビオ・マレスカ監督にPKが与えられなかった。その後にもペッレグリーニのクロスが相手選手の手に当たったようにも見えた場面でも、モウリーニョ監督は冷静だった。しかし、直後に中盤でルーズボールを競り合った際に、ローマがファウルを取られてミランにFKを与えられた場面では怒りを爆発させた。
試合後、モウリーニョ監督は「私が怒っているのは、私のファンに対するリスペクトの欠如だ。私たちがあまり良いプレーをできなかったとしてもだ。他の人々は、私たちが持っているリスペクトを持ち合わせていない。それが私を怒らせる。だが、これで十分だ。私が喋ると、次の日曜日、私はベンチにいられなくなる」と、コメントを残している。
インテルでの2シーズンを含め、モウリーニョ監督はセリエAのホームゲームで43試合無敗(33勝10分け)だった。長くにわたって味わっていなかった敗戦も、指揮官の不機嫌を増幅させたのかもしれない。