「今季のバルセロナには運がない」 負傷者続出、病院搬送…負の連鎖に現地メディア注目

不運続きのバルセロナ【写真:AP】
不運続きのバルセロナ【写真:AP】

アラベス戦で1-1ドロー、ピケが負傷&アグエロがめまいと呼吸困難で搬送

 セルジ・バルファン暫定監督の下で再始動したバルセロナは現地時間30日にアラベスと対戦し、1-1のドローに終わった。負傷者の多さにも悩まされているバルセロナだが、この試合でも主力のスペイン代表DFジェラール・ピケが負傷交代。アルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロはめまいと呼吸困難によって救急車で病院に搬送されるアクシデントに見舞われた。現地メディアは「今季のバルセロナには運がない」とチームの現状を報じている。

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 前節のラージョ・バジェカーノ戦(0-1)の敗戦を受けてロナルド・クーマン前監督の解任に踏み切ったバルセロナ。レジェンドのシャビ・エルナンデス監督(アル・サッド)招聘の噂があるなか、バルファン暫定監督の下でアラベス戦を迎えた。後半4分にオランダ代表FWメンフィス・デパイのゴールで先制したが、3分後に追いつかれそのままドロー決着。クラシコからの連敗を「2」で止めるも、3試合ぶりの勝利を挙げることはできなかった。

 そのうえ、チームはさらなるアクシデントにも見舞われている。スタメン出場していたアグエロが体調不良によって前半41分で途中交代を余儀なくされた。スペイン紙「マルカ」によると、アグエロはめまいや息苦しさなどを感じており、交代後には救急車で病院に搬送されている。

 さらに後半25分にはピケも負傷交代。DFクレマン・ラングレとの交代でピッチを後にした。バルサはMFペドリ、FWアンス・ファティ、MFフレンキー・デ・ヨング、FWマルティン・ブライトバイテ、MFセルジ・ロベルト、DFロナルド・アラウホ、FWウスマン・デンベレの7選手が負傷中。中2日でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のディナモ・キエフ戦を控えるが、新たに主力2人にも離脱の可能性が出てきた。マルカ紙は「今季のバルセロナには運がない。負傷者に悩まされ続けている」と報じた。

 財政難によって夏の移籍市場でアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(→パリ・サンジェルマン)やフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(→アトレティコ・マドリード)が退団。そこへ成績不振での監督解任と負傷者続出が重なった。カタルーニャの名門は負の連鎖から抜け出せずにいる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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