「過去10年アーセナルの守備に欠けていた」 冨安、地元ファンが評価した要素とは?
レスター戦でアーセナル戦に強い元英代表FWヴァーディを無得点に抑える
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は、10月30日のプレミアリーグ第10節レスター・シティ戦で7試合連続スタメン出場し、フル出場で2-0の勝利に貢献した。相手のエースFWジェイミー・ヴァーディのチャンスを阻止した超絶スライディングは、アーセナルファンからも高評価を受けている。英メディア「フットボール・ロンドン」が伝えた。
試合はアーセナルGKアーロン・ラムズデールのビッグセーブなどもあり、レスターの攻撃陣を完封。DFガブリエウ・マガリャンイスとMFエミール・スミス・ロウのゴールで2-0の勝利を収めた。
安定したパフォーマンスで評価を高める形となった冨安。とりわけ2-0で迎えた前半31分のプレーは秀逸だった。
アーセナルの自陣中央でレスターMFジェームズ・マディソンがこぼれ球を拾い、最終ライン裏へ抜け出すヴァーディへのスルーパスを試みる。CBとSBの間を抜ける絶妙なパスが通ったかと思われたが、冨安が中央に絞りながら身体を投げ出すスライディングを披露。ギリギリのところでパスを阻止し、レスターのビッグチャンスを未然に防いでいる。
英メディア「フットボール・ロンドン」は、「アーセナルファンは、レスター戦で冨安がジェイミー・ヴァーディに何をしたかに気づく」との見出しで特集。アーセナル戦前までで今季プレミアリーグ9戦7ゴール、過去の直接対決で13試合11ゴールと“アーセナルキラー”の元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディを無得点に封じたことに触れ、「アーセナルファンの中には、冨安がヴァーディの“珍しい沈黙”に重要な役割を果たしたと考えている」とコメントを紹介している。
「スーパー・トミ」
「この試合で最も印象的なチャレンジ。極めて重要な存在」
「彼は意図的に自分のポジションを変えた。それは10年以上にわたってアーセナルの守備に欠けていたものだ」
「トミは必要時の第3センターバック」
冨安加入後、アーセナルは7戦無敗(5勝2分)。地元ファンの心をがっちりと掴んでいる。
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(FOOTBALL ZONE編集部)