「ここにいることは特権」 アーセナル監督、就任噂の“バルセロナ行き”を否定
アルテタ監督が噂に言及、「すべてが良い方向に進むことを願っている」とエール
ロナルド・クーマン監督を解任したバルセロナだが、まだ新監督を発表していない。その候補者の1人として名前が挙がっているのが、日本代表DF冨安健洋を擁するアーセナルのミケル・アルテタ監督だ。バルセロナの下部組織出身のスペイン人監督が、就任の噂について言及した。英紙「メトロ」が報じている。
今シーズン、プレミアリーグ開幕3連敗という苦難のスタートを切ったアルテタ監督のアーセナルだったが、その後は冨安の加入と時期を同じくして立ち直り、4節以降は4勝2分と無敗をキープしている。結果が出たことで評価を取り戻しつつあるアルテタ監督だが、バルセロナの監督就任については現時点では考えていないようだ。
「私は、アーセナルで極めて幸せだ。ここにいることを、特権だとさえ感じているし、ここでのことに集中している」と、スペインに戻る考えを否定した。
一方、バルセロナの現状については「この数年で、たくさんのことが起こった。新型コロナウイルスはクラブにも影響を及ぼしたし、長い長い間、クラブのキープレーヤーであった(リオネル・)メッシのような選手を失ったことも乗り越える必要がある。すべては時間がかかることだ。クラブにとって、すべてが良い方向に進むことを願っているよ」と、気遣った。
現在、バルセロナ次期監督の最有力候補は、クラブのOBであり、元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス氏と報じられている。しかし、現在シャビ監督が率いるカタールのアル・サッドは、クラブの公式SNSでスペイン人監督の離脱を否定した。今後、どのような決着を見るのか、注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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