ルーニーも「素晴らしい物語」と絶賛 神童が18歳228日でイングランド史上最年少EUROデビュー

ウェールズ戦後半から出場のラッシュフォード デビュー戦を逆転勝利で飾る

 イングランドの将来を背負って立つ18歳の神童FWが、「英国対決」でルーニー超えを果たした。FWマーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・ユナイテッド)が、16日に行われた欧州選手権(EURO)ウェールズ戦の後半に途中出場し、イングランド代表史上最年少となる18歳228日でのEURO初出場を勝利で飾った。

 ランスでのダービーマッチはキックオフ直後からイングランドが押す展開だったが、前半42分にウェールズのFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)の衝撃的な無回転ブレ球FKが決まる。イングランドは1点ビハインドでハーフタイムを迎えた。

 初戦ドロー発進のため勝利が欲しいイングランドは、ロイ・ホジソン監督が早めに手を打つ。後半開始からFWジェイミー・ヴァーディ(レスター)、FWダニエル・スターリッジ(リバプール)を2枚代えで投入。同11分にはヴァーディが同点弾をゲットし、押せ押せムードとなった。

 その状況で投入されたのが、秘密兵器ラッシュフォードだった。同27分、3枚目のカードとしてMFラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)と代わってピッチに登場。18歳と228日で迎えたEURO初陣は、“スリーライオンズ”史上に残る最年少出場となった。左サイドに入ったラッシュフォードはボールに触る場面こそ少なかったが、イングランドはアディショナルタイムにスターリッジが決勝点をねじ込んで、注目の英国対決を制した。

 

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