ルヴァン杯MVPは名古屋MF稲垣祥「みんなにも感謝したい」 副賞で賞金100万円
ルヴァン杯決勝のC大阪戦で稲垣が貴重な追加点
国内三大タイトルの一つ、ルヴァン杯は30日に決勝戦が行われ、名古屋グランパスが2-0でセレッソ大阪を下した。大会MVPには名古屋のMF稲垣祥が選ばれた。
名古屋は後半2分に、左コーナーキック(CK)をMF相馬勇紀が低いボールでゴール前に入れると、混戦をすり抜けたところに入り込んだFW前田直輝が倒れ込みながら頭で押し込んで先制ゴールを奪った。さらに同34分には、カウンターからFWヤクブ・シュヴィルツォクが放ったシュートのこぼれ球をMF稲垣が蹴り込んで突き放して勝利した。
大会MVPは中盤でアグレッシブなプレーを見せながら、前線に走り込んで貴重な2点目を決めた稲垣が選出された。
その稲垣は「自分たちはここ2週間、結束を高めながら過ごしてきた。ファミリーのみなさんが力になった。チーム全員で耐え抜いて、自分たちらしいハードワークができた。それがゴールにもつながった。みんなにも感謝したい。天皇杯の敗戦からリバウンドメンタリティーを発揮することができた」と話し、「最高です!」と喜びの声を上げた。稲垣には副賞として賞金100万円も授与された。
優勝した名古屋には1億5000万円、準優勝のC大阪には5000万円、3位の浦和レッズとFC東京にはそれぞれ2000万円の賞金が授与された。
また、すでに発表されている最も活躍した21歳以下の選手に与えられるニューヒーロー賞は浦和のGK鈴木彩艶が受賞。大会の最多得点は浦和のFWキャスパー・ユンカー、FC東京のMFアダイウトン、横浜F・マリノスのFW仲川輝人が4得点で並んだ。
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