「学ぶことが多かった」 元日本代表MF細貝萌が「凄い」と思った世界的名手は?
バイエルンで活躍した元独代表MFシュバインシュタイガーが“気になっていた”存在
「バイエルンとやったら(元ドイツ代表FW)マリオ・ゴメス、ロベルト・レバンドフスキ、ロッベンとリベリのサイドに、(元ドイツ代表MFバスティアン・)シュバインシュタイガーとトニ・クロースが中盤をやって、(元ドイツ代表DFフィリップ・)ラームが右サイドにいて、GKが(ドイツ代表の)マヌエル・ノイアー。みんな凄かったです。そのなかで、僕がドイツで気になっていたのは、シュバインシュタイガー。相手のボランチ心としているのでいろいろ見ることも多くて、やっぱり凄いなと思いました。シュバインシュタイガーは非常に丁寧に蹴っているなというパスをするんです。ミスになるならないは別にして、その姿がカッコよく見えるのは、素晴らしい選手だから。僕とタイプが違うし、彼と同じプレーはできないけど、自分がこういうことができたら違うんだろうなとか、学ぶことは多かったですね」
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細貝は、各国の強力なアタッカー陣と対峙したブンデスリーガ時代をこのように回想する。
「僕はボランチなので、(目の前に)相手の攻撃陣がいる。ドルトムント戦ではオーバメヤンがいたので、どうやってあのスピードを止めるのかを考えていました。香川真司や(ドイツ代表FW)マルコ・ロイスともマッチアップしたり、毎試合、対戦相手の素晴らしい選手に食らいついてやろうという気持ちを持ってプレーしていました」
幾多のマッチアップの経験が地となり肉となり、常に新しいチャレンジを追い求めてきた細貝のキャリアを支えている。
[プロフィール]
細貝萌(ほそがい・はじめ)/1986年6月10日生まれ、群馬県出身。前橋育英高―浦和―アウクスブルク―レバークーゼン―ヘルタ・ベルリン(ともにドイツ)―ブルサスポル(トルコ)―シュツットガルト(ドイツ)―柏―ブリーラム・ユナイテッド―バンコク・ユナイテッド(ともにタイ)―群馬。卓越した危機察知能力、ボール奪取能力を誇る熟練ボランチ。高校時代以来となる地元・群馬に戻り、クラブのステップアップに全力を注ぐ。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)